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記事一覧

超ド級 hp Z820 Workstation

修理という訳では無いが・・
凄いマシンのメンテナンスをする機会があったので記事にしてみた。

hpのハイエンドWorkstation Z820。価格も凄いがスペックがとにかく凄い!
今後このクラスのPCにお目に掛かる事は、おそらく無いだろう。

ファイル 162-1.jpg

サイドパネルを開けると、全て保護カバーで覆いつくされている。
下側が拡張スロット部、中央がデュアルCPU/メモリー部。
上が電源。右側が5インチベイとHDD/SSD収納部に分かれている。

ファイル 162-2.jpg

カバーを取り払うと目を引くのが・・
Quadro K6000の2枚刺し。これだけで約120万・・(;'∀')

当然デュアルCPUはXeon、このモデルはE-5 2643 V2/3.5GHzが搭載されているが、これで30~40万だろうか・・
6コア+6HTの12スレッドCPUがデュアルだから24スレッド!

当然、水冷式のヒートシンクで、保護カバーの内側に冷却ファンが6個も付いている。
電源は1125W・・まあこれ位は必要ですな。

記憶媒体は全てSeagate製で480GB/SSDが2台とデータ用RAID1構成の1TBが2台。
これもトータルで20万弱程度か・・

で、デバイスマネージャーを見てみよう!

ファイル 162-3.jpg

うーん。凄い!の一言。トータルで200万円越えの構成。
こんな凄い構成のPCを使って仕事してる人も居るんですねえ・。
(;'∀')

と、記念撮影的な記事でした。♪

hp m9580jp GeForce9800GT 再リフロー

ゴールデンウィーク前後はとても忙しく、久しぶりの投稿。
投稿していなくてもちゃんと営業していますので・・汗

今回はhp製m9580jpと言うモデルの修理。jpが付いているので日本向けのオリジナルモデルなのだろう。
電源を入れるとご覧のとおり「超インベーダーゲーム」画面になる。
超文字化け。まさに宇宙語だ。見ているだけで気持ち悪くなる。滝汗

ファイル 98-1.jpg

原因は明らかで、搭載されているGeForce9800GTのGPU半田クラック。
再リフローの作業をする。

ファイル 98-2.jpg ファイル 98-3.jpg

このPCはM/Bを上下逆に取り付けた「倒立レイアウト」バージョン。
面白いとは思うが、個人的にエアーフローの点で疑問があるので、お勧めはしない。

ファイル 98-4.jpg

再リフロー後に拡張ボードのレイアウト変更をした。
VGAボードの上側(本来は下側)に取り付けられていたSoundBlasterボードを1スロットずらして、GeForceとの隙間を開け多少でも放熱の邪魔にならないように変更。
写真は表面温度を計測中。アイドル時でも53度ぐらいまで上がる。

ファイル 98-5.jpg

ただこれはGPUヒートシンクを覆っている黒いスチールカバーに細工をして熱がカバーに伝わり易くなるように改造している。
以前の状態よりカバー側に熱が伝わって熱くなっているはずだ。

写真は無いが、この後ボードの隙間に排気用スロットファンを取り付けた。
多少でも以前より熱の排気が出来る状態になっていると思うし、サウンドカードに熱の影響が伝わりにくくなったと思う。

スロットファンを付けるとM/B側にあるIEEE1394のコネクタは使用ができなくなる。
これは了承済みで問題無し。

ところでIEEE1394を使っているWindowsユーザーって居るのだろうか?…
FireWireやiLinkという言葉さえ知らないユーザーが多いのではないだろうか・・。

hp ProLiant ML110 G4 メモリー交換

いつもお世話になっているOA商社さんからの修理依頼。
hpのエントリーサーバー機でSATAのRAIDボードSmartArrayE200でRAID1が組まれている。

HP ProLiant ML110 G4 仕様

症状はBIOS画面の後で再起動がかかってしまうという症状。

ファイル 83-1.jpg

いつもながら法人さんの修理は気を使う。データの保護が最優先なので・・。
症状からするとハード障害には間違いないので、とりあえずRAIDカード他を外しハード構成を最小限の状態にしてからメモリチェックから始めると早速エラーが発見された。

ファイル 83-2.jpg

メモリはDDR2/ECC付きSamsung製モジュールのデュアルチャンネル動作で512MB×2の1GBを搭載している。
エラーを出しているのは1枚だけだが、サーバー機ということもあり2枚一緒にKingstone製ECCモジュールと交換、BIOSも無事起動した。

ファイル 83-3.jpg

修理とは関係ないが、修理に持ち込まれるタワー型モデルで2台以上のHDDが取付けられているモデルは必ずと言っていい程、取り付けスペースに余裕があるのにHDDが密着して取り付けられている。(一枚目の写真)

発熱する部品としては好ましくない取り付け方なので、必ずコントローラー基板側の下には空気の流れるスペースを取るようにしたい。

ファイル 83-4.jpg

今回も5インチベイに余裕があったのでHDD同士を密着させないよう空間を作るためメインドライブを移動した。(最後の写真)
ちょっとした気遣いだが、こういう事がパーツの寿命を伸ばすのに繋がる。

hp s3120jp (GeForce 6150LE) 再リフロー

2007年末に発売されたhp製の超コンパクトな筐体のスリムPC。
M/BはAsusのOEMでM2NC51-ARというモデル。規格はメーカーサイトではmicroATXと記載されているが、どうやらminiITX規格のようだ。
hpは昔からASUSのOEMボードを使っていたが、本家サイトで正式にAsus製と明記しているのは珍しい。

http://www.pcworkman.com/pdf/m2nc51-ar.pdf

チップセットはGeForce6150LE / nForce430(MCP51)の2チップ構成になっている。

ファイル 71-1.jpg ファイル 71-2.jpg

症状はいつもの通り。電源は入ってファンは回るがモニターに信号が出力されず無反応で起動しないという状態。
まず間違いはない!という確信を元に(^_^;)再リフローをする。

ファイル 71-3.jpg ファイル 71-4.jpg

仮組みの状態で起動させてみると、無事BIOSが表示された。

ファイル 71-5.jpg

いつもなら検証用の電源を使って起動させてみるのだが、コネクタがATX電源の規格のものと違うため、今回はオリジナルの電源ユニットを使って起動させた。

この機種はCPUクーラーにサイドフローの効率のよさそうなモノが採用されているが、それよりもチップセットがかなり加熱する。
チップセットのヒートシンク温度を実測してみたが、アイドル状態でも60度を超える。

夏場では負荷をかけると軽く70度は超えそうな感じなので、この筐体はエアフローの良い設置場所を考えないと、かなり厳しいかもしれない。
s3000シリーズを使っている方は、くれぐれも注意してくださいね。

hp D330SF 起動しない

Intel865Gチップセット搭載microATX規格M/Bを積んだhp製ビジネス向けPC。過去の記事で書いたが、このM/Bの分身?であるM865Hという単体モデルが自作向けに販売されていた。但し完全な互換品ではない。

http://www.pcworkman.com/blog/diary.cgi?no=18

OEMメーカーはASUS、Intel865PEチップセットP4SD-VXという型番でベースモデルが発売されていて、こちらは値段が高かった。(と思う)。SONY/VAIOでも搭載モデルが発売されていたと思った・・。
Prescottコア/FSB800MHzに対応し、デュアルチャンネルメモリ対応/BroadcomギガビットEtherを搭載してSATAポートも2つある。サウスはICH5。
microATXだが下側にPCIスロット×2のエクステンション・ボードを付けられる様になっていてATX規格に変身できる変わり種。
PCIバススロットが2本増えて変身したATXバージョンのタワー型モデルもhpから発売されていたと思う。

ファイル 49-1.jpg ファイル 49-3.jpg

前置きが長くなったが、この機種によくある不具合「まったく起動しない」状態。電源ランプは正常に緑点灯している。
今回はCPU周りのコンデンサーの容量抜けではないようだ。(この機種このトラブルも多いです)
オリジナルはPen4/2.8G/533MHzのHT未対応の北森コア(分かる人はわかる)CPU。
試しにCMOSクリアして、Celeron2.5G/400MHzを付けて起動してみると・・起動するではないか~(^_^;)

ヒートシンクが埃でかなり目詰まりしていたので「CPUクラッシュだ」と思って違う動作確認済み同コアPen4/2.66G/533MHzを付けてみると起動しない???なんで?

再度Celeronに戻して起動させると暫くしてフリーズ。やはりおかしい・・何気にWindowsの時計を見ると、CMOSクリアした後にBIOS画面上で時間合わせを行ったにもかかわらず時間が異常に進んでいる・・で、原因はクロックジェネレーター回路の不具合と判明。

ファイル 49-2.jpg

ICS製のチップだが、これが原因だろう。・・と言う事でM/Bを交換して一件落着。
その他にメモリ増設とHDDメンテナンスを行い作業終了。

この機種の不具合として他にも電源ユニット(内部の二次側コンデンサ不良)の場合も多い。電源ランプがオレンジ(赤だっけ?)で点滅する症状は、おそらく電源ユニットの不良なので覚えておくと良い。(必要な方だけです。)

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