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記事一覧

REGZA PC D711 液晶パネル不具合

画面表示が緑になる・・という不具合。
個人的に分解するのが苦手な一体型PC、TOSHIBA REGZA D711シリーズでの症状だ。

ファイル 166-1.jpg

画面が赤くなったり、文字が2重になって振れてチカチカしたりする症状は一般的に液晶パネルの後部に付いている表示制御用のPCB基板の不具合である可能性が大きい。

ノートPCなどで液晶ケーブルがヒンジの回転に依って接触不良になるケースは多いが・
一体型では液晶ケーブルの不良は有り得ないだろう・・
と思い込んでしまったのがツボにハマった原因の修理案件でした。

このシリーズは上位機種のD731が23インチでLED液晶パネル。
今回お預かりしたD711は21.5インチで4本のCCFL(陰極管)仕様。

ファイル 166-2.jpg

2011年モデルなので当然LED液晶と思ってしまったのも判断ミス。
やはり初心に戻らないとダメですねw。

結論的には液晶パネルの不具合でなく、マザーボードとパネルを繋ぐ液晶ケーブルの断線が原因でした。

インバーターは単品販売の昔の液晶モニター並みの大きさ。(4極管だから当たり前?)

ファイル 166-3.jpg

このREGZAはネット上で情報があるが、後部カバーを外すのに思い切りの良さが必要。
かなり爪が硬いので、力を入れて引っ張らないと外れない。

ただROMドライブはベゼルを外さないでも、トレイを引き出しておけばカバーを外す事が出来ます。
もし壊してしまった時は自己責任でw。

Dynabook TX/65 TX/66 TX/67 TX/68 プロードライザー交換

たて続けにプロードライザー交換の記事を一気に書いてしまおう。
さて、デカップリング用に不具合を起こしているプロードライザーを交換するしか方法が無い機種(下の画像のケース)の場合は、基本、一度は交換してみる。

ファイル 136-4.jpg

つい先日、大阪のお客様からのご依頼で行った作業分だが、不具合を起こしているのはDynabook TX/65Fで、ACアダプターを繋いだ瞬間に電源が落ちる症状。

標準で実装されているのは0E907(900μF)だったが、今回も1200μFの0E128をクリームはんだを使いリフロー作業で交換。

ファイル 136-1.jpg

(基板に乗せただけ!みたいだが、ちゃんと半田付けされています。)
どう見てもチップのプリントが怪しげ。如何にも某国製らしく見える。
これも、事前に容量のチェックをしたのにNGだった。ドクロ
結局、再度取り外し!今まで何回外したか・・

ファイル 136-2.jpg

ところで、外したランドパターンをよく見ると積セラが片側7個実装できるパターンが見えます。Toshibaも最初はそのつもり?(余談ですが)
100μFを14個で1,400μFでも良いとは思うが・・イライラしそう。

それはさておき、最近の修理方法はこんな感じ。

ファイル 136-3.jpg ファイル 136-5.jpg

Murata製の高分子アルミ電解コンデンサーを4個田型に並べる方法です。
ちょっと高級なチップですが・・。

結構「遊んでる感」があるが、まあ楽しんで仕事しないと!

Dynabook AX/53 プロードライザー交換

ネット上で余りにも有名な不具合、CPU電源回路のデカップリング用デバイスNEC/Tokin製Proadlizer 0E907/0E128が熱で劣化してOSがフリーズ、またはACアダプターを付けると電源が落ちてしてしまうという症状。

ファイル 135-1.jpg

今回はDynabook AX/53CKで頻繁にフリーズする症状。で、プロードライザーを交換・・
しようと思ったが、「このボード」に関してはプロードライザーはそのまま交換しないで、意外とお手軽な方法でフリーズ症状を解決できる事がわかった。

何故に交換しないのか・・というと、日本国内で容易に手に入る?この「某国製チップ」は品質のバラつきが大きく、新品交換してもまともに動かないケースが多い(個人的にです)・・なので、私はなるべくプロードライザーを使わず修理する事にしている。

ファイル 135-2.jpg

上の画像はVCC_COREのプロードライザー(C98)実装部分の回路図だが、C598/C613はオープンで実装されておらず、基板上空きパターンになっている。

ここに適当な低ESR・導電性高分子ポリマー電解コンデンサーをパラってあげればOK。
積セラだとチップ当たり100μFが限界なので容量的に少ないだろう・・。
この方法は、劣化したプロードライザーのキャパシタンスを補う目的の作業になる。

ファイル 135-3.jpg

上記画像の赤丸部分2か所。(まだ掃除前で汚いです・・)
修理方法の手の内を見せた的な記事ですが、時期的にもうOKでしょう!
「そんなの知ってるよ!」って方もいらっしゃると思うし・・。

ご自分で作業する方は自己責任で参考にしてくださいね。_(._.)_
ただし、問題のあるDynabookすべての機種で可能な方法ではありませんので。。。♪

Dynabook EX/55LWH CPUファン交換

2010年に発売されたDynabook EX/55LWH、初代Corei3を搭載したモデル。
ファンの音が異常に大きいので見て欲しいと言う案件。

ファイル 129-1.jpg

そんなにヒートシンクに埃が詰まっている訳ではないのだが、「ガー」っとすごい音。
見た目は判らなかったが、ファンの羽が1枚亀裂が入って曲がり、ファンハウジング内側に擦って異音を出していた。

SUNON製GB0507PGV1-Aと言うモデルだが、タイミング悪く手に入らなかった為、手持ちのADDA製AcerPC向けの似たようなモデルを付けようと思ったが・・微妙に角度が合わず厚さも5mmほど薄い・・。

ファイル 129-2.jpg

で、どうしたかと言うと、分解してファンとモーターの部分を「切り出し」、壊れた方のファンも切り出して外し、古いファンハウジングに移植した・・強引(;'∀')
造形補修材で接合したので強度は全く問題ない。
(すみません。写真撮り忘れたので頭の中で想像して下さい。)

ファイル 129-3.jpg

改造ファンを取り付け後、Memtest他で数時間負荷を掛けたが問題無し。♪
何とかなるもんだなぁ。汗

Qosmio V65 リカバリー出来ない

2年ほど前の各社Windows7モデルのHDDを新しいHDDに自分で交換した後、リカバリーディスクから初期化しようとしても出来ない・・
かなり多くの方がこのトラブルに遭遇して、結局PCを買い替えてしまった・・というケースが多いのではないだろうか。

AF(Advanced Format)アーキテクチャーを採用した、いわゆる4KセクターHDDを従来型512byteセクターHDDから交換した場合に発生するトラブルだ。
今回のケースは最新?2.5インチ7mm厚のHGST製AFアーキテクチャーHDD。
なんだか、昔から比べるとラベルが超ダサい・・。

ファイル 119-1.jpg

メーカーを問わずIntelプラットフォームのPC、かつイメージリカバリー方式を採用しているメーカー製PCで発生する。メーカー独自のハード制御ソフトがインストールされているPCではAMDプラットフォームでも発生するかもしれない。

今回のToshiba Dynabook Qosmio V65/86Lもその一例。
AV仕様のノートPCで、オリジナル状態でもリカバリーイメージの展開にものすごく時間が掛かる。

ファイル 119-2.jpg

上記画面で延々と再起動を繰り返し挙句の果てに・・

ファイル 119-3.jpg

のような画面が頻発する。
このモデルはマルチメディア専用のオリジナルQuad Coreプロセッサーが搭載されているようだ。まさに、迷惑千万(失礼!個人的な意見です。)

ガマンすれば、何とかリカバリーは終了するが、地デジは見れない、DVD・ブルーレイは見れない・・などなど、東芝オリジナルソフト・機能は全て動作しない。
デバイスマネージャーはビックリマークの嵐状態になる。

回避方法はネット上でも個人の方がアップしてくれているので参考にして欲しい。
決まった回避方法は無く、PCメーカーによりエラーもさまざま。

今回は512byteセクターHDDに一度イメージを展開してから、AFに対応したクローンソフトで再度4KセクターHDDへイメージを展開した。

ファイル 119-4.jpg

最後のスナップは正常にWindowsUpDateが出来るようになった状態。

PCメーカー側ではこのトラブルは買い替え需要の切っ掛けになってくれる?だろうし、メーカーの瑕疵ではないので絶対にこの手の不具合解決法はサポート情報ではアナウンスしないだろう。

判断基準としては、リカバリー後にWindowsUpDateが出来なかったりSP1にアップできなければ、この不具合に該当する・・と個人的に思うので皆さんも気を付けましょう。!

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