通の方ならご存知だとは思うが、AFTとはWesternDigitalが最初に発売した4KiB(4096バイト)物理セクター採用のHDDに実装された512Byte論理セクターのエミュレーション技術の事である。
AF対応HDDはOS側から見ると、あたかも今までの512バイトセクターのHDDのように振る舞ってくれて?意識せずに苦労もなく使うことができるが、XPではアライメントがずれて速さが出ないなどトラブルも多い。
そろそろ「この手」のトラブルが来るかな・・
と以前から思っていたら自分でも全く気が付かなくてハマった。
少し古めのPanasonic/CF-Y8のリカバリーが出来ないという案件。
XPのダウングレード権が付いたVistaとXP、2つのOSがインストール可能なお得なPCだ。
昔はこういうモデルがあったねえ。懐かしい。
Vistaにリカバリーしようとしても、最後に「Windowsを構成できませんでした」というエラーでリカバリーが終了してしまう。
(スナップ撮りませんでした^^;)
何度かエラーを出されて、やっと気がついた。^^;
あ~、この時代に2.5インチの1TB/HDDなんて有るわけ無いだろう・・。
外してみれば写真の通りWDのAFT対応の4KセクターHDD/WD10TPVTだった。
リカバリーの時に問題になるのは、国内メーカー製PCのリカバリーディスクは工場出荷時のイメージファイルをNortonのGhostなどを使って圧縮/展開してインストールするモノが多いという事。
調べてみると、WesternDigitalのホームページに「クローンイメージのリカバリーはリカバリー後にユーティリティを使ってアライメント調整をしろ」と書かれている。
Vista / Win7のクローンイメージでもアライメントがズレるようですね。
まあ、それは置いておいて、今回はリカバリーイメージ内に含まれているIntel Matrix Storage Managerがエラーを出していたのが原因。
Matrix ManagerがAFTに対応していないのは有名な話なので、多くは語りませんが・・。
試しにクリーンインストール後にMatrix Managerを入れてみたら(インストールは出来るのです。不思議。)WindowsUpdateはすべて0x800系エラーで失敗する。
Security Essentialsもエラーが出てインストール不可。・・これじゃあダメだね。
なかなか気が付かず、お恥ずかしい話だが、みなさんも気をつけましょう・ね