今の時代では使っている人は居ないであろうと思われる Epson Type-PD 一体型PC。
「まだまだ動かしたい」と思っている方も一部には居らっしゃるようだ。
オリジナルはSocket370 / Celeron1.1A GHzのTualatin-256コア。
(何故か1.3Aではなかった・・・?)
これをTualatin最速のPentiumIII-S/1.4GHzに換装する。
PentiumIIIはものすごいバリエーションがあるので分かりにくい。
今回換装して取り付けるPentiumIIIはSL6BYになる。
チップセットはSiS630ST。CPUはCeleronなのでFSBが100MHzに設定されている。
PentiumIII-S/1.4GHzはFSB133MHz×10.5で動作する為、FSBを変更しなければ正常には動作しない。
このままでは約1GHz(1050MHz)の動作になってしまう。
だが、この時代のM/Bには、ちゃんとFSB切り替え用のDIPスイッチが付いている。
今の時代のBIOSの様に自動で合わせてくれる事は無く、すべてが手動である。
ただ、メーカー製PCの場合はM/B上に切り替えパターンのプリントが無い為、自分で試行錯誤して、設定パターンを見つけなければならない。
デフォルト設定では1番S/WだけがONの状態で100MHzに設定される。
試しに2番もONにしてみると133MHzに設定されるようだ。
起動してみると無事に1.4GHzで認識・起動した。
だが、BIOSからはEBの河童/133MHzで認識されている様だ・・BIOS未対応?いまさら。
でもWindowsからは正常に認識されてるし、まあ、安定して動けばいいか~。
意外とテキトーです。
メモリーをMAXの512MBに増設して、HDDを120GBのモノに交換し、WindowsXP/Proの英語版をインストール。
やはりTualatinはサクサク動く・・が、やはり動画系はもう厳しい。
オンボードのVGAではCPU使用率が100%で張り付いたままになってしまう。
このPC、実は海外の英語圏途上国で使われる予定なのです。
向こうでは、まだこの程度のPCでも結構需要があるという事。
日本の「もったいない」精神が海外でも生きているのは良いことですね。