以前CPUファンエラーで修理したPC。今度はブルースクリーンになり起動しなくなった為、再入院することになった。
CPUファンは元気に回っているので、今回の不具合原因ではないようだ。
http://www.pcworkman.com/blog/diary.cgi?no=63
持ち込まれた時はBIOSも起動できない状態。CMOSをクリアしてBIOSは起動するようになったが、通常起動・セーフモード共にブルースクリーンが出て再起動がかかる。
ハードエラーには間違いはないようだが、メモリテスト・HDD/SMARTテスト共にエラーは無く異常は見られなかった。
試しに別のHDDにWindowsXPを新規でインストールしてみると最後まで行かずにインストール中にブルースクリーンで止まってしまう。
このエラーはメモリ不良の時によく出るものだ。しかし、メモリは正常だという事は事前のテストで分かっている。
そうこうしている内に、再度BIOSが立ち上がらなくなる・・(^_^;)・・何故・・?
パーツを分解していくと、PentiumMのCPU/BGAパッケージ左端中央付近にヤニの吹いた跡が見つかった。(写真は拭き取った後です。うすく半楕円型の跡が分かると思いますが・すみません。)
このLOOXを使ったことのある方は分かると思うが、ネットブックなのに膝の上に置いて使えない程、CPU/メモリ周りが加熱する。
BGAパッケージの半田が割れてもおかしくはないので、CPUを再リフローしてみた。
仮組みの状態で起動させると無事BIOSがあがり、今度はWindowsもブルースクリーンを出さず無事に起動した。
ただし・・ユーザープロファイルがクラッシュしている様で正常には起動せず、Tempアカウントでの起動となった。
レジストリファイルもかなりダメージを受けているようだ。
さらに悪い事に、Administratorのプロファイルもクラッシュした様でセーフモードでの管理者権限の変更もできなくなってしまった状態だ。もはや打つ手はない・・・。
通常ならデータを退避してOSリカバリーをするしか無いだろう。
今回は不幸中の幸いか、前回のファン修理の時に正常動作時のイメージをバックアップしてあった為、その時点までインストールされたプログラム関係を復旧することが出来た。新しいデータファイルは無事なので、予めコピーして追加で書き戻す。
久しぶりにデータバックアップの大切さを感じた修理でした(^_^;)