2008年夏ごろ発売されたAMDプラットフォームのThinkCentre A62 Small Desktopシリーズの中の1機種。BTOなのでバリエーションが多い。
今回も電源は入りファンは回るが無反応、という良くある不具合。
M/BはオリジナルでL-A780 Rev1.0というモデルナンバーが付いている。
チップセットはAMD780V+SB700を採用。CPUはAthlon X2/4450Bが載っていた。
NVIDIAチップセットと同じでAMDのチップセットもノースブリッジのBGAパッケージに加熱で半田クラックが入る故障は多い。
という事で、780VのIGPを再リフローしてみる。
いつもの通り仮組みで電源を入れてみると無事BIOSが上がった。
BIOSを最新版にアップデートして作業終了。ただ、今回不思議に思ったのは、ケース内部やヒートシンクに埃も少なく、特に熱暴走するような感じではなかった。
納品する際に、お客様に設置場所などを伺ったが、なるほど、スリムケースなので横置きにして上部にモニターを置き、左側パネルの吸気口を完全に塞いでしまっていたそうだ。
スリムケースでもなるべく立てて設置し、サイドパネルや後部の吸気口や排気口は絶対に塞がないように使いましょう。