ネット上で余りにも有名な不具合、CPU電源回路のデカップリング用デバイスNEC/Tokin製Proadlizer 0E907/0E128が熱で劣化してOSがフリーズ、またはACアダプターを付けると電源が落ちてしてしまうという症状。
今回はDynabook AX/53CKで頻繁にフリーズする症状。で、プロードライザーを交換・・
しようと思ったが、「このボード」に関してはプロードライザーはそのまま交換しないで、意外とお手軽な方法でフリーズ症状を解決できる事がわかった。
何故に交換しないのか・・というと、日本国内で容易に手に入る?この「某国製チップ」は品質のバラつきが大きく、新品交換してもまともに動かないケースが多い(個人的にです)・・なので、私はなるべくプロードライザーを使わず修理する事にしている。
上の画像はVCC_COREのプロードライザー(C98)実装部分の回路図だが、C598/C613はオープンで実装されておらず、基板上空きパターンになっている。
ここに適当な低ESR・導電性高分子ポリマー電解コンデンサーをパラってあげればOK。
積セラだとチップ当たり100μFが限界なので容量的に少ないだろう・・。
この方法は、劣化したプロードライザーのキャパシタンスを補う目的の作業になる。
上記画像の赤丸部分2か所。(まだ掃除前で汚いです・・)
修理方法の手の内を見せた的な記事ですが、時期的にもうOKでしょう
「そんなの知ってるよ!」って方もいらっしゃると思うし・・。
ご自分で作業する方は自己責任で参考にしてくださいね。_(._.)_
ただし、問題のあるDynabookすべての機種で可能な方法ではありませんので。。。