当初、PC本体側のDCコネクタが破損し接触不良で修理ということで持ち込まれたのだが、動作が遅いのが不満で改造も同時にして欲しいということでアップグレード作業をした案件。
本体側のDC入力コネクタだが、このシリーズはVGA外部端子や無線スイッチ/LEDなどと共にM/Bとは別の基板で構成されている。
基板交換で済むかと思いきや、LEDの配列等微妙にシリーズ内でも違うらしく、結局コネクタだけ交換/半田付けの作業になった。
アップグレードに関しては、まずCPU換装。
CeleronM→PentiumMシリーズへ変更する・・コレは譲れないでしょう。
チップセットはインテル852GMでFSBは400MHzしか対応していない。上位機種で採用されている915GMや後発852GVは533MHz対応なのに・・残念。
したがってPentiumM/700シリーズなら動作するはずだが、入手のしやすさと予算との兼ね合いもあり735(FSB400MHz/1.7GHz動作)へ換装。BIOSでも問題なく認識された。
http://ark.intel.com/products/27588/Intel-Pentium-M-Processor-735-(2M-Cache-1_70A-GHz-400-MHz-FSB)
その他にもメモリ増設に加えてHDDを80G→320GのWD3200BEVEに変更。
環境を移行してHDDを換装した。本当はSSDにしたかったが・・
アップグレード後はXPの体感スピードもかなり上がり、ストレスなく使えるようになった。