ヘッドが移動するカックン音がするだけで、ファイルシステム領域を読み込めない状態のHDD。
かなり厳しい物理障害だが、BIOSからは認識されているので何とかなるかも知れないと言う事でデータ復旧作業を受けさせて頂いた。
データを救い出せるチャンスは「1度限り」と思って間違いない状態。
ちなみにこのHDDは60GBの容量で、プラッタは40G×2枚/3ヘッドの構成になっている。
データ復旧ソフトが$MFTを読みに行く瞬間にヘッドに「喝」を入れると、何とかアクセスするようになる。
このカツを入れるタイミングが重要なポイントなのです。
個人フォルダは全てデータ復旧が出来たのが不幸中の幸い。
ファイル名が取得できずに名前が文字化けしたファイルもあったが、データ自体は大丈夫だった。
シーク音を聞いて分かって頂けると思うが、この後このHDDは完全に逝ってしまいました。