電源ユニット 交換・修理
現在のパソコン用電源ユニットは一般的にATX電源(タワー型ケース向け)・TFX電源(スリムデスクトップケース向け)の2種類の大別されるといって良いでしょう。
厳密に言えば他にもMicroATX規格に準拠したSFX電源やFlexATX電源などが有りますが、最近では特殊なケースに付属しているものを除き、あまり見かけなくなりました。
最近のトレンドとして電源ユニットで重要なのは、負荷状況別にAC/DC変換効率を定めた「80Plus」と言う基準をクリアしているかがポイントになります。
これは省エネ(電気代)や他の構成パーツの安定動作に大きく関係してくるので、予算があればPCで一番コストを掛けて欲しい部品であることに間違いありません。
メーカー製のデスクトップパソコンはオリジナル規格の電源を採用しているものが多く、電源ユニットの乗せ替えなども含み、不可能な場合があります。
電源ユニットの不具合の多くは過熱による2次側回路のコンデンサーの劣化やスイッチング素子の劣化、排気ファンの焼き付きなどです。
規格物ならば、ユニットごと交換してしまったほうがコスト的に安くなりますが、メーカー製PCの場合は特殊な形状の電源ユニットが多く、不具合を起こしている部品を交換した方が安く修理できる場合が多くなります。