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Windows7 0xc0000001 エラー

Windows7が何回起動してもスタートアップの修復を延々と繰り返す症状。
役に立たない修復ツールの領域(インストール時に作られる100MBの先頭パーティション)のブートマネージャーかシステムレジストリが破損しているんだろうとは推測がつくが・・ハマった。汗

ファイル 144-1.jpg

PCはドスパラ・オリジナル第一世代Corei7/860搭載モデルだ。
取りあえず全てのハードデバイス検査をしたが不具合はどこにも見受けられない。
疑わしいのはメモリーとHDDなんだけど・・。

MBRとブートマネージャー、BCDストアの再構築やファイルシステムのチェックなど、全て思い付く事をした結果、無限ループからは抜け出す事が出来たが、ブートマネージャーの0xc0000001エラーでWindowsの起動プロセスが止まってしまう。

ファイル 144-2.jpg

こんなメッセージ何の足しにもならない。

F8オプションでブートログを書き出す設定で起動しても、何も書き出してくれない・ドクロ

XPならCDブートで修復インストールが出来るのだが、Vista以降はシステムが起動していないとそれも出来ない。
Repairフォルダもないので初期レジストリもコピーできない・・。

せめてSFCだけでも・・と思っても「修復が完了していないので実行デキマセン。再起動シテ実行してクダサイ」と来たもんだ。

と言う事で、あきらめモード。怒

幸いパーティションテーブルは無事で、データ自体は100%吸出しが出来る状態なのでOS(Cドライブ)のクリーンインストールと言う事で了解を頂いた。

久しぶりに後味の悪い修理だった。…

Windows7 0xc0000411 エラー

Windows7の画面が真っ暗で沈黙して立ち上がらないと言う症状。
特定のハード構成で起こるという訳ではないようだが、何らかのハードウェアとWindows7の相性で休止状態から正常に復帰できなくなってしまうのが原因。

ファイル 143-1.jpg

Windows Vista以降はスリープ状態でも半休止状態になる「ハイブリッドスリープ」と言う機能がデフォルトで有効になっている事が多い。

起動ドライブにこの機能が使う hiberfil.sys と言う休止情報が書き込まれるファイルがあるが、ハードとの整合性が取れなくなると、このファイルを復帰時に正常に読み込むことが出来なくなってブートマネージャーがエラーを出すようだ。

今回は、ReadyBoostを使っている環境だったので、それが原因かもしれない。
PCはショップが製作したオリジナルモデル。ハード的な不具合は無かった。
(画像のビデオボードは検証用。オリジナルはGeForce560Tiです。)

ファイル 143-2.jpg

CMOSをクリアしてS4ステータスからS3に変更したり、各デバイスドライバーを最新のものにアップデートする・・など対策を取ってみよう。

Gateway GT5094j 電源ユニット修理

Powerボタンを押しても反応なし・・と言う状態。明らかに電源ユニットの不具合症状だ。
電源ユニットはDELTA製400WのDPS-400RBAと言うモデル。
12Vラインはデュアルで各16A。コンバインで30Aと言う事らしい。

ファイル 134-1.jpg ファイル 134-2.jpg

分解してみると16V/3300μFが膨張している。
合計3本の16Vコンデンサーを交換後、無事起動した。

ファイル 134-3.jpg

M/BはECSのOEM。MCP61PM-AMと言うモデル。CPUはAthlon64 X2+5200で、ビデオはNVIDIA 7600GSが付いていた。
12V/16Aが2系統で足りないと言う感じはしないが、年式的に仕方のないところか・・

Windows8 ついに発売!でも・・・

本日、午前0時からWindows8が発売になった。
アップグレード版は媒体付きが5,800円(税別)、ダウンロード版は3,300円(税込)でXP Pro SP3 / Vista / Windows7からアップグレードが出来る。

率直に言って「安すぎる」。まるでシェアウェアのソフトを買うような感覚。
出来はともかく、とりあえず夜な夜なダウンロードしてみた。

検索エンジンでWindows8でググれば、Microsoftのサイトがトップに出てくるので、そこから購入。

するとWindows7の時にもあったWindows Upgrade Assistantがインストールされ、アップデートできる環境かチェックされる。
その後に、アップグレード可能ならば、対象バージョンが表示され、クレジット決済→ダウンロードとなる。

ファイル 113-1.jpg

ダウンロード後はUSBフラッシュかISOイメージを焼いて後でインストールするか、又は直接すぐインストールの3パターンが選択可能。

ファイル 113-2.jpg ファイル 113-3.jpg

Release Preview版は暫く他の環境で使ったが、正式版でも発売後直ぐにメインPCにインストールする気になれないので、ISOイメージからDVDへ焼く事にした。

基本、1つの購入アカウント当たり3ライセンスまでOKらしいが、アップグレード版は都度、対象OSがインストールされていないとNGのようなので古いOSも3ライセンス用意しないとダメという事なのだろう。

https://www.mswos.com/

上記のような購入履歴確認サイトもあるので、再ダウンロードやプロダクトキーの確認も何回も出来るようだ。

今回インストールしなかった大きな原因はZ77のUSB3.0ドライバーがWindows8に対応していないと言うAssistantMessageが出たのも一つの原因。

ファイル 113-4.jpg

RP版はUSB2.0のマシンで試していたので気が付かなかったが・・
これはどうなるのだろうか?
アップグレード過程のWindows8側でデバイスドライバーが更新されれば良いが「動かなくなる」のならば、とりあえずアップグレードの価値はない。

人柱になる気もないので、結果、様子見ということですね。ドクロ

BUFFALO WS-WV2.0TL/R1 使用感 その2

前回の続き。基本的に小型のパソコンなので先にハード/デバイス構成を見てみよう。

ファイル 112-1.gif

この機種はUSB3.0インターフェイスを搭載しているが、NM10は未対応なのでRenesas製チップ経由でPCI-E接続する事になる。
バックアップディスクとしてUSB3.0接続のHDDを繋ぎたいところだが、バスパワーで動作するものはBIOSから認識しないことがあった。(実験済みです)
好き嫌いはあるがメーカー側で動作確認のとれたものを使用したほうが確実だろう。

LANインターフェイスはMarvell 88E8059が2系統。
ユーティリティはインストールされていないがインストールすればチーミングができるので、バンド幅を広げて使うか冗長化することも可能。
今回はGigabit環境のネットワークではないのでデフォルトのまま使用した。
チーミングの設定をして冗長性を高めても良かったが・・忘れてしまったのです。蒼ざめ

ところで、不思議に思ったのがNM10のAHCIドライバー。
一般的にNM10はHDDの動作をAHCIモードで使用する時にICH7Rのドライバーを使うと思うが、この機種はICH9R用のドライバーが使われている。

うーん。まあ、7Rのドライバーも無理やりインストールすることになるので、出来ないこともないか・・きっとメーカー側で、検証した結果なんだと思う。
デフォルトではRST(Matrix Storage Manager)はインストールされていない。

BIOSはカスタマイズされたAMI製BIOS。設定項目はそれほど多くはない。

ファイル 112-2.jpg

この機種は単独ではスケジュール起動/終了が出来ないが、UPS側のスケジュールソフトでON/OFFを連動させることが出来る。
今回使用したUPSは動作確認のとれているOMRON/BY35Sで、ユーティリティは同梱のPowerAct Proを使った。

ファイル 112-3.gif

画像のようにかなり細かくスケジュール設定ができるので不自由はないと思う。
夏休みや新年などの長期休暇のスケジュールも設定ができる。
ただ、USBの信号でTeraStationを起動させるにはBIOSのACPI設定の変更が必要。

ファイル 112-4.jpg

画像のようにITE8721のS5ステータスからの起動をEnabledにすれば、UPS側からの起動信号で電源が入る。(デフォルトはOFFになっているはずです)

その他にも、OS起動時にセカンダリーHDD側からの起動の選択画面が出るが、この画面表示を無くすか時間を短くすれば起動時間が短縮できる。
デフォルトは30秒間なので3~5秒程度にすれば、その分だけ起動時間は掛からなくなる。

ファイル 112-5.jpg

以上、駆け足で感想などを書かせて頂いたが、肝心のファイルサーバーとしての設定はとても簡単。基本、Windows7なのでファイル共有の設定が出来る方なら問題はないだろう。

Workstationモデルは50クライアントまでライセンスが付いているので、小規模の会社ならば十分対応できると思うし、システム専属の社員がいない会社でもWindowsに少し詳しい方がいれば問題なく運用できる機種だと思う。

価格は別として、法人さんが一般的なLinuxベースのNASを使うよりも安心して使えるのではないだろうか?
ファイルシステムは当然NTFSなので、仮にHDDが不具合を起こしても、一般的NASのXFSやFREENASのZFSファイルシステムよりはデータ復旧コストは安く済むはず。

反論があるとは思うが、「機械モノ」はいつかは必ず壊れるものなので、壊れた時に復旧しやすいものを選択する方が、結果的にコスト/リスク共に小さくなると思う。