PCワークマンロゴ
  • トップページ
  • サービス内容について
  • saibisu 作業価格工賃・について
  • ご依頼・申込み方法
  • 修理工房案内・地図
  • パソコン修理・改造ブログ
  • お問合せ・お見積りメールフォーム

記事一覧

hp D330SF 起動しない

Intel865Gチップセット搭載microATX規格M/Bを積んだhp製ビジネス向けPC。過去の記事で書いたが、このM/Bの分身?であるM865Hという単体モデルが自作向けに販売されていた。但し完全な互換品ではない。

http://www.pcworkman.com/blog/diary.cgi?no=18

OEMメーカーはASUS、Intel865PEチップセットP4SD-VXという型番でベースモデルが発売されていて、こちらは値段が高かった。(と思う)。SONY/VAIOでも搭載モデルが発売されていたと思った・・。
Prescottコア/FSB800MHzに対応し、デュアルチャンネルメモリ対応/BroadcomギガビットEtherを搭載してSATAポートも2つある。サウスはICH5。
microATXだが下側にPCIスロット×2のエクステンション・ボードを付けられる様になっていてATX規格に変身できる変わり種。
PCIバススロットが2本増えて変身したATXバージョンのタワー型モデルもhpから発売されていたと思う。

ファイル 49-1.jpg ファイル 49-3.jpg

前置きが長くなったが、この機種によくある不具合「まったく起動しない」状態。電源ランプは正常に緑点灯している。
今回はCPU周りのコンデンサーの容量抜けではないようだ。(この機種このトラブルも多いです)
オリジナルはPen4/2.8G/533MHzのHT未対応の北森コア(分かる人はわかる)CPU。
試しにCMOSクリアして、Celeron2.5G/400MHzを付けて起動してみると・・起動するではないか~(^_^;)

ヒートシンクが埃でかなり目詰まりしていたので「CPUクラッシュだ」と思って違う動作確認済み同コアPen4/2.66G/533MHzを付けてみると起動しない???なんで?

再度Celeronに戻して起動させると暫くしてフリーズ。やはりおかしい・・何気にWindowsの時計を見ると、CMOSクリアした後にBIOS画面上で時間合わせを行ったにもかかわらず時間が異常に進んでいる・・で、原因はクロックジェネレーター回路の不具合と判明。

ファイル 49-2.jpg

ICS製のチップだが、これが原因だろう。・・と言う事でM/Bを交換して一件落着。
その他にメモリ増設とHDDメンテナンスを行い作業終了。

この機種の不具合として他にも電源ユニット(内部の二次側コンデンサ不良)の場合も多い。電源ランプがオレンジ(赤だっけ?)で点滅する症状は、おそらく電源ユニットの不良なので覚えておくと良い。(必要な方だけです。)