2007年末に発売されたhp製の超コンパクトな筐体のスリムPC。
M/BはAsusのOEMでM2NC51-ARというモデル。規格はメーカーサイトではmicroATXと記載されているが、どうやらminiITX規格のようだ。
hpは昔からASUSのOEMボードを使っていたが、本家サイトで正式にAsus製と明記しているのは珍しい。
http://www.pcworkman.com/pdf/m2nc51-ar.pdf
チップセットはGeForce6150LE / nForce430(MCP51)の2チップ構成になっている。
症状はいつもの通り。電源は入ってファンは回るがモニターに信号が出力されず無反応で起動しないという状態。
まず間違いはない!という確信を元に(^_^;)再リフローをする。
仮組みの状態で起動させてみると、無事BIOSが表示された。
いつもなら検証用の電源を使って起動させてみるのだが、コネクタがATX電源の規格のものと違うため、今回はオリジナルの電源ユニットを使って起動させた。
この機種はCPUクーラーにサイドフローの効率のよさそうなモノが採用されているが、それよりもチップセットがかなり加熱する。
チップセットのヒートシンク温度を実測してみたが、アイドル状態でも60度を超える。
夏場では負荷をかけると軽く70度は超えそうな感じなので、この筐体はエアフローの良い設置場所を考えないと、かなり厳しいかもしれない。
s3000シリーズを使っている方は、くれぐれも注意してくださいね。