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Dell XPS 630i 起動しない

NVIDIA nForce 650i SLIチップセットを採用した2008年3月に発売されたミドル~ハイエンドユーザー・ゲーマー向けPC。

http://www.pcworkman.com/pdf/xps_630i.pdf

OSはVistaからのダウングレードのXP/Proで、XPロゴ画面からブルースクリーンになり再起動を繰り返す、又は停止すると言う症状。

ファイル 72-1.jpg

調べてみると、このモデルは発売当初かなりフリーズを繰り返すと言う事で問題になったらしい。
原因の結論は結局出ていないようだが、色々な記事を参考にするとnForce650iのESA(Enthusiast System Archtecture)と言うデバイスや冷却パーツの状態を監視する機能とBIOSプログラムの不適合が原因のようだ。(個人的な推測です)

このモデル特有のLEDによる派手なライトアップもESA機能で管理されている。
BIOSバージョンに関しては1.0.8以降に対策が施されているようだが、詳細はわからない。


ただ今回はこれが原因ではなく、フロントファンの目詰りによるHDDの加熱・クラッシュが原因。HDDもこれまた曰く付きのST3750630AS / Barracuda7200.11だったのでファームの不具合も疑ったが、これは対応版だった。

スナップショットは取らなかったが、セクタが300近くクラッシュしていた。SMARTもエラーを出している。当然、Cドライブが全く読み込めない状態なので、ツールを使ってセクタを回復させ、Cドライブを復旧させた。

一応SMARTエラーが出なくなり、使える状態まで復旧できたが、これ以上使い続けるのは厳しいだろう・・と言う事で、新しいHDDへ環境を移して修理完了。

Dell Dimension2200 起動しない

起動しなくなっても当たり前。と言いたくなる2002年に発売されたインテルi810eチップセット搭載モデル。10年モノだ。
普通ならお買い替えを勧めるのだが、仕事でお使いになっていて直らないと困るという事で修理をお引き受けした。
動かしているのはDOSモードで動作するCADソフト。なるほどねぇという感じである。

症状はエラービープ音が6回鳴り、リヤパネルの診断LEDは黄色×2+緑×2が点灯して起動しない状態。
DELLの場合サーバー機PowerEdgeなどもそうだが、一見、診断LEDが付いていてエラー原因の切り分けの時に親切な気がする・・しかし、これが当てにならないケースが多い。

http://supportapj.dell.com/support/edocs/systems/dim2200/codes.htm

まず疑うのはメモリモジュール。
デルの場合M/Bエラーの診断表示でもメモリの交換で直るケースが多い。
だが今回は検証用のPC133/256MB(128Mbitチップ)モジュールと交換しても症状は変わらずNGだった。ノースブリッジがクラッシュした可能性もある。

M/Bを交換したほうが早い・・と思い。仕様を見ていて気がついた(当たり前か・・)
このモデルはBステップの810Eチップセットだったのです。
付いているCPUはTualatinコアのCeleron1.3GHz。

ファイル 69-1.jpg

何とか815EのBステップモデルGigabyte/GA-6IEMを探しだして交換。

http://www.gigabyte.com/products/product-page.aspx?pid=1379#sp

と思いきや、ビス穴の位置はmicroATXで同じだがボードの幅が合わない!デルのオリジナルボードより3cm程幅が足りないのである。
ボードがビス止めなら問題はないが、オリジナルはフロントパネルに付けられているステンレスの板バネがボードを後方に押し付ける圧力を利用して固定される様になっている。

うーん。どうするか・・。そこで、早速大好きな100円ショップへ行き何か使えるモノが無いかウロウロ探してみた。
ボードと板バネの間にスペーサー的にあるモノをかまして、圧力を得るようにした・・・。

ファイル 69-2.jpg

何かと言うとキッチングッズ「クッキーの焼き型」なのです。ウサギとクマがセットで100円。ステンレス製で厚さ・幅もバッチリ。
ウサギとクマ、どっちを使うか迷ったが(;´∀`)ウサギさんに決定。耳の部分がクマより長いので、ステンレス板バネが耳の間に収まり丁度よいテンションが得られる。
押し潰されるので太ったウサギ顔になるが、PCの為に我慢してもらおう(^_^;)

フロントパネルのSW/LEDはバラの配線コネクタを使い接続した。パワーSW/パワーLED/ハードディスクLEDの3系統のみでリセットSWは無い。
そして無事にボード交換は終わった。

ファイル 69-3.jpg ファイル 69-4.jpg

815Eでもチップセットドライバは、とりあえずそのままで大丈夫なので、ボードを替え他のデバイスを付けて電源を入れればエラーも出さずに無事起動する。
起動後に他のデバイスドライバを入れ替え終了。

それにしても512MBのメモリでもTualatinは速い。XP/SP3がなんのストレスもなく動いている。Pentium3ではなくCeleronなのに・・・。

最近NetBurst系のモタモタPC修理が多いので、尚さら「キビキビ感」を感じることが出来る。さすがP6だなあ、10年モノでもまだまだ使える。

DELL XPS M1530 起動しない

nVIDIAのGPUが熱で半田割れを起こしてM/Bから剥離し、起動しなくなるという典型的な不具合。今回は電源を入れても薄い白縦線だけ入り何も表示しない状態。

ファイル 66-1.jpg

とりあえず本体を分解してM/Bを取り出す。CPUの下にIntelの965MCHその横にnVIDIAの8400MGPUチップが並ぶ(右側の写真)

ファイル 66-2.jpg ファイル 66-3.jpg

夏場にはやりたくない?がしょうがない。再リフロー作業を行う。

ファイル 66-4.jpg ファイル 66-5.jpg

動作確認は、仮組みした状態で電源を入れてみる。
何故かMediaDirectの画面?が立ち上がったが、その後再起動がかかり通常のBIOSのエラー画面が表示され、GPUが復活したのを確認出来た。

DELLではXPSシリーズだけでなくVostroシリーズなどでもこの修理は多い。
BGAパッケージが熱で反るのだろうか・・チップの外周部分で半田の剥離が起こるらしい・・

現在のnVIDIA製GPUチップ搭載ボードはバラして見るとチップの4隅を耐熱シリコン(エポキシ系の接着剤かも・・)で固めて角が浮かないようにM/Bに接着している様だ。
これって決して根本的な解決ではないと思うが・・(^_^;)

作業後の注意としては、OSが起動出来たら必ず直ぐに最新BIOSにアップデートする事。
でないと、またGPUが異常過熱して同じ事が起こる可能性がある。

Dell XPS M1330 リカバリーに失敗

お客様が間違ってDドライブにリカバリーをし、デュアルブート状態になり困って持ち込まれた案件。
といってもCドライブはクラッシュしており、起動しない。リカバリーしたDドライブのVistaも動作がおかしい・・。

ファイル 34-1.jpg

一応HDDを検査したがハード的にはクラッシュしていない。単にブートセクタが破損しているだけだろう。
Dellの場合はシステム再インストールDVDが添付されているので苦労しない。データバックアップの必要もなかったので、そのままパーティションを削除/フォーマットしてインストールして完成・・と行きたかったがそうはいかなかった。・・

キー入力の反応が遅いし、なんとなくマウスも動きが変である。
キーボードがかなり「へたって」いて、お客様の希望で交換も同時に行なったので、そのせいかと思ったが原因は古いリビジョンのBIOSだった。

現行の最新バージョンA15に書き換え後は正常に戻った。オリジナルはA06。今時こんなこともあるんだねえ・・

Dimension9150 デスクトップに何も表示されない

2005年発売。今は見ることもなくなったBTX規格を採用したPC。Dellなどのタワー型サーバー/ワークステーションで一部採用されているがCPUが低発熱時代になった今は必要無い規格である。

ファイル 45-1.jpg

症状はデスクトップに何も表示されない状態。壁紙のみである。
明らかにExplorerがクラッシュしている状態です。
こうなると修復インストールをするしか無いが、その前にHDDを外し、他のPCに接続してウィルス駆除とHDD検査をしてみる。

結果かなりの量のウィルスが検出された。だが幸いなことにHDD自体はハード的にクラッシュしていない。接続を元に戻して、修復インストール後にAgent3.0を強制インストールし、SP3までインストール。

何とか元に戻りデスクトップも表示されたが、かなり深いところまでシステムダメージが及んでいるみたいである。動作が安定しない。
本来ならリカバリーをかけたいところだが、お客様側で必要データをコピーしたいと言う事で、この時点で作業終了。

アンチウィルスソフトは無料のモノでもかなりの検出率を誇るものがあるのでぜひインストールしておきたいものだ。

http://www.microsoft.com/ja-JP/security_essentials/default.aspx

XP以降のWindowsならば更新作業のいらないマイクロソフト製の「Security Essentials」なんかも手軽でオススメである。

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