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BUFFALO WS-WV2.0TL/R1 使用感 その1

NAS専用のWindows Storage Server 2008 R2 Workgroup Editionがインストールされた法人向けTeraStation WS-WV2.0TL/R1+OMRON UPS BY35Sを納品したので使用感を少しレポート。(この機種の情報が少ないので参考になれば・・)

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今回の2TBモデルで搭載されているHDDは前回の記事で書いたSeagate ST1000DM003が2台。メーカー側によると、厳選した個体を選別して組み込んでいると言う事らしい。

アレイ構成はRAID0がデフォルト。NM10はハードウェアRAIDをサポートしないので、Windows側でのダイナミックディスク/ソフトウェアRAIDになる。

ファイル 111-2.jpg ファイル 111-3.gif

CPUはIntel Atom2コア2HT/D510でチップセットはNM10、メモリーは2GBのDDR2-800/SO-DIMMが1枚の構成。

写真の様にCPU/NM10は共通の大きめのヒートシンクが取り付けられ、ファンレス構造。92mmの後部排気ファンのエアフローだけでシステム全体を冷却している。

この排気ファンは2ボールベアリングでしっかりした作りだが、少し音が大きい。システム起動中の回転数は、おおよそ1800rpm~2000rpmでオフィスならともかく、一般家庭での使用は耳障りなレベルだと思う。

ST1000DM003はもともと発熱量が少ないHDDなので、さほど気にするレベルではないが、筺体設計はメーカーが言うほど全体のエアフローが良いという設計レベルではない。

特にCPU/PCHの冷却に関して、負荷の掛かっていない状態でも50度超、M/B上のセンサーでは60度超になるので、連続稼働を考えればパーツ類のレイアウトを工夫して欲しい。

ファイル 111-4.gif

本体に接続するキーボード/マウスはUSB接続。ディスプレイはアナログD-SUB端子がフロントパネルを開けた状態でしか接続できないように鍵付きフロント扉の内側にある。
まあ。この扉もプラスティック製で安っぽい。鍵が掛かっていても力を入れて引っ張れば開いてしまいそうだ・・。ドクロ

初期設定だけは直接ディスプレイ類を本体接続して行ったほうが楽だろう。
通常は、NAS Navigator2のリモートデスクトップ接続で他のPCからメンテナンス等を行うようになる。ローカルだけでなくWAN側からも接続したい場合はTeamViewer HOSTやreal VNCを使っても全く問題はない。

ファイル 111-5.jpg

長くなりそうなので、次回はスケジュール起動のためのBIOSの設定方法などについて書いてみたいと思う。続く・・!

LS-WV2.0TL/R1 HDDをWD REDへ交換

「よくクラッシュする」と評判が良いとは言い難いBUFFALO製NAS / LinkStationのモデル LS-WV2.0TL/R1
そして、これまたよく起こる不具合。ファームがEMモード(復旧モード)になり、起動せずファームアップデートもエラーになりどうしようもないという案件。

いつも不思議に思うが、何故デフォルトのRAIDアレイがRAID0モードなのか理解できない。2TBの容量を売りにしたいのか・・まあお得感があるからかもしれないが・・そのかわり説明書の至る所に「ハードディスクが破損した場合、データは復旧することはできません」と、誇らしげに書いてある。

今回のトラブルはプライマリー側のHDDがセクタークラッシュを起こしているのが原因だった。オリジナルはHGSTのHDS721010CLA332が組み込まれている。

セクター修復後に仮想環境で仮想RAID0を組み、とりあえずデータは無事吸い出せた。このオリジナルHGSTのドライブで再度ファーム書き換えをしてみるが、2度ほど失敗。最終段階で「LinkStationの応答がありません」と異常終了してしまう。

どうやら元々の使用環境が法人さんの為、固定IPでクラスBのNWアドレスを24ビットのサブネットで分割して使用している事がうまく通信ができない原因のようだ。

アップデートの環境をP2P(ピアツーピア)に変更し、端末側IPアドレスの第4オクテットを151に変更してアップデートをすると無事終了。(LinkStation側はDHCPサーバーが無い環境だと、強制的に固定IPでxxx.xxx.xxx.150に設定されるようだ。IPアドレスが決定できない時、リンクローカルアドレスでも169.254.xxx.150/16になっていたので。)

以上で復旧作業は終了だが、セクタークラッシュしたHDDを再利用するのはリスクが大きく、2台ともHDDを交換してRAID1モードに変更することになった。

そこで、前から興味のあったNAS向けに開発されたWD REDシリーズと交換してみた。
使ったのは1TBモデルのWD10EFRXが2台(2台共に交換)、作業自体は各HDDのクローンを作りRAIDモードを変更するだけである。
ただし構成変更後の構成チェック作業が軽く6時間以上(8時間ぐらいか?)は必要。

書き換えプログラムからファームイメージを取り出しTFTPDなどのサーバープログラムを使ってファームを書き込みHDDを交換する方法もあるので、お好きな方法でどうぞ。ハート

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WesternDigitalサイトの互換性リストにはBUFFALO製のNASは全く掲載されていないが、今回使用出来る事が確認できた。
REDシリーズはAFT採用のHDDなので使えるかどうか心配だったが、特に問題は無いようで、この後ファームを1.62へアップしたが、その時も問題は起こらなかった。

このWD RED、とても静かなHDDで快適です。一般的なSSDを起動ドライブとしたデスクトップPCのデータ用ディスクとして使っても良いかもしれない。
そうそう、このオリジナルで組み込まれているHGSTのHDDって酷くないですか?
異常に振動して動作音が大きいのはクラッシュした原因?個体差だろうか・・。ドクロ

Windows7 64bit SRTSPL64.SYS エラー

Windows7 Professional 64bitで起こった 0x00000050 のブルースクリーンエラー。
滅多にお目にかかれないだろう? Dell Precision Workstation M6500 で起きたトラブルである。ただし、このエラーは特に機種依存するものではない。

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メモリかHDDのトラブルっぽいが、実はSymantecのアプリケーション、主にNortonなどアンチウィルス系のアプリがクラッシュして起きるようだ。

今回はSymantec Endpoint Protectionという法人向け総合セキュリティソフトがクラッシュして引き起こしたトラブルだ。

症状の切り分けとしては、セーフモードで起動し、シマンテック系のサービスとスタートアッププログラムをOFFにして再起動してみれば良い。ただ、他にもシステムファイルがクラッシュしている可能性が大きいので、修復は必須となる。

それにしてもこのノートPCデカすぎる・・。B4サイズ?
スケッチブックサイズPCだ。♪
ACアダプターも19.5V/12.3Aと200W超クラスの電源。弁当箱サイズの大きさ。ドクロ

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弁当箱だといろんな大きさがあるが、3.5インチHDDよりデカイのはご覧のとおり。!

Advanced Format Technology AFTの罠

通の方ならご存知だとは思うが、AFTとはWesternDigitalが最初に発売した4KiB(4096バイト)物理セクター採用のHDDに実装された512Byte論理セクターのエミュレーション技術の事である。

AF対応HDDはOS側から見ると、あたかも今までの512バイトセクターのHDDのように振る舞ってくれて?意識せずに苦労もなく使うことができるが、XPではアライメントがずれて速さが出ないなどトラブルも多い。

そろそろ「この手」のトラブルが来るかな・・
と以前から思っていたら自分でも全く気が付かなくてハマった。

少し古めのPanasonic/CF-Y8のリカバリーが出来ないという案件。
XPのダウングレード権が付いたVistaとXP、2つのOSがインストール可能なお得なPCだ。
昔はこういうモデルがあったねえ。懐かしい。

Vistaにリカバリーしようとしても、最後に「Windowsを構成できませんでした」というエラーでリカバリーが終了してしまう。
(スナップ撮りませんでした^^;)

何度かエラーを出されて、やっと気がついた。^^;
あ~、この時代に2.5インチの1TB/HDDなんて有るわけ無いだろう・・。
外してみれば写真の通りWDのAFT対応の4KセクターHDD/WD10TPVTだった。

ファイル 103-2.jpg ファイル 103-1.jpg

リカバリーの時に問題になるのは、国内メーカー製PCのリカバリーディスクは工場出荷時のイメージファイルをNortonのGhostなどを使って圧縮/展開してインストールするモノが多いという事。

調べてみると、WesternDigitalのホームページに「クローンイメージのリカバリーはリカバリー後にユーティリティを使ってアライメント調整をしろ」と書かれている。
Vista / Win7のクローンイメージでもアライメントがズレるようですね。

まあ、それは置いておいて、今回はリカバリーイメージ内に含まれているIntel Matrix Storage Managerがエラーを出していたのが原因。
Matrix ManagerがAFTに対応していないのは有名な話なので、多くは語りませんが・・。

試しにクリーンインストール後にMatrix Managerを入れてみたら(インストールは出来るのです。不思議。)WindowsUpdateはすべて0x800系エラーで失敗する。
Security Essentialsもエラーが出てインストール不可。・・これじゃあダメだね。汗

なかなか気が付かず、お恥ずかしい話だが、みなさんも気をつけましょう・ね♪

CMOS電池ホルダー交換 / ケースSW交換

なんて事はない修理作業だが、こんな地道な修理もやってます。

写真はECSのM/Bで、お客様がご自分でCR2032ボタン電池を交換しようとして、固定の爪を割ってしまった。
良くありそうなトラブル?交換前と交換後のスナップ。

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次は「電源が入らない」と持ち込まれたショップブランドのBTOパソコン。
電源ユニット不良だろう・・
と思い、試しに本体スイッチを入れてみると「手応え」がない。
「ふにゃ」っとした感じである。電源を入れた手応えがない・・という表現が適切かも?

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テスターで検査すると、明らかに導通がなくケース側S/Wの接触不良。
途中で切断して新品と交換して終了。無事電源が入る様になった。

今回は、またまた写真整理の投稿でした。汗