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記事一覧

LOOX T70H PentiumM BGA 再リフロー

以前CPUファンエラーで修理したPC。今度はブルースクリーンになり起動しなくなった為、再入院することになった。
CPUファンは元気に回っているので、今回の不具合原因ではないようだ。

http://www.pcworkman.com/blog/diary.cgi?no=63

持ち込まれた時はBIOSも起動できない状態。CMOSをクリアしてBIOSは起動するようになったが、通常起動・セーフモード共にブルースクリーンが出て再起動がかかる。

ハードエラーには間違いはないようだが、メモリテスト・HDD/SMARTテスト共にエラーは無く異常は見られなかった。

試しに別のHDDにWindowsXPを新規でインストールしてみると最後まで行かずにインストール中にブルースクリーンで止まってしまう。
このエラーはメモリ不良の時によく出るものだ。しかし、メモリは正常だという事は事前のテストで分かっている。

ファイル 79-1.jpg

そうこうしている内に、再度BIOSが立ち上がらなくなる・・(^_^;)・・何故・・?

パーツを分解していくと、PentiumMのCPU/BGAパッケージ左端中央付近にヤニの吹いた跡が見つかった。(写真は拭き取った後です。うすく半楕円型の跡が分かると思いますが・すみません。)

ファイル 79-2.jpg

このLOOXを使ったことのある方は分かると思うが、ネットブックなのに膝の上に置いて使えない程、CPU/メモリ周りが加熱する。
BGAパッケージの半田が割れてもおかしくはないので、CPUを再リフローしてみた。

ファイル 79-3.jpg ファイル 79-4.jpg

仮組みの状態で起動させると無事BIOSがあがり、今度はWindowsもブルースクリーンを出さず無事に起動した。
ただし・・ユーザープロファイルがクラッシュしている様で正常には起動せず、Tempアカウントでの起動となった。
レジストリファイルもかなりダメージを受けているようだ。

ファイル 79-5.jpg

さらに悪い事に、Administratorのプロファイルもクラッシュした様でセーフモードでの管理者権限の変更もできなくなってしまった状態だ。もはや打つ手はない・・・。
通常ならデータを退避してOSリカバリーをするしか無いだろう。

今回は不幸中の幸いか、前回のファン修理の時に正常動作時のイメージをバックアップしてあった為、その時点までインストールされたプログラム関係を復旧することが出来た。新しいデータファイルは無事なので、予めコピーして追加で書き戻す。

久しぶりにデータバックアップの大切さを感じた修理でした(^_^;)

FUJITSU LOOX T70H CPUファンエラー

起動時にBIOSが「CPU Fan Error」を表示して起動しなくなった2004年発売のFUJITSU製LOOXモバイルPC。
ファン修理の他に80GBHDDを環境移行して250GBのHDDに換装。

ファイル 63-1.jpg

使われているFANはTOSHIBA製MCF-301AM05というモデル。調べると意外とこのファンは不具合を起こすらしい。FUJITSU製PCの他の機種にも幅広く使われている。

埃の目詰まりや、軸受けの摩耗などが回転不良・破損の原因になると思われる。
今回は埃はそんなに詰まっていなかったので、とりあえず分解してみると軸受け部にかなりのガタがある。

ファイル 63-2.jpg

FANを外して軸受け部を清掃・グリスアップ後、仮組みで起動せてみると、異音・エラーメッセージも無く無事OSが起動した。

元から軸受け部のガタ(遊び)が大きく、異物や埃が入り込みやすいのかもしれない。
今回は交換せず清掃・グリスアップで様子を見る事とした。

BIBLO NB16C/T CPU交換&無線カード内蔵

2003年に発売されたノートPC。もう少し使いたいが遅くて使い物にならないと言う事で改造した。

http://www.fmworld.net/product/hard/pcpm0301/biblo_loox/nb/index.html

まずはCPU交換。オリジナルはNorthwoodコアのMobile Celeron/ 1.6GHzだが、これを同コアMobile Pentium4/ 2.2GHzに換装。
注意したいのは後発のBaniasコア。製造プロセスは0.13μで同じだがこのボードのチップセット(Ali+ATI)では動かない。
それとBIOS設定はCPUがSpeedStep対応なので必ず変更する事。でないとCeleronより遅くなってしまう。

ファイル 62-1.jpg ファイル 62-2.jpg

当然メモリはMAXのオンボード256MB+512MB=768MB。試に1GBモジュールを付けてみたが認識しなかった・・・512Mbitチップのモジュールなら大丈夫だろうと思ったが残念。ビデオメモリには64MBを振り分けた。
HDDはSSDに変えれば激速になるはずだが、そこまでする時代のPCではないと言う事で却下。
オリジナルは40GBだが、すでに80GBに変更してある。OSもXP/Proへ変更済み。

ファイル 62-3.jpg

あと、オリジナルに付いているTVチューナーボードを外してminiPCIスロットにIntel2945無線LANボードを搭載し無線LAN子機を内蔵タイプにした。
アンテナは小型タイプを取り付けて筐体内で両面テープで固定。
ココでも忘れてはいけないのがBIOSの無線LAN有効への変更と、ボード上の無線ハードON/OFFスイッチでボードを有効にすると言う事。
上位機種で無線付きモデルがあるので、無線の内蔵されていないモデルのマザーボード上にも無線ON/OFFスイッチがある。

ファイル 62-4.jpg ファイル 62-5.jpg

無事に無線も繋がりめでたし。上位の無線内蔵機種は11b規格なので11gで繋がれば、まだまだ使える。
欲を言えばHDDを5400rpm回転モデルへ交換したいが137GB越えのビッグドライブに対応していないと思う・・コストパフォーマンスが悪いかな?

NB18D/F WindowsUpdateが出来ない

FUJITSU製BIBLOシリーズのXPモデル。もうそろそろ世代交代してもよい年代のPCだがこのトラブルが直れば、まだ暫く使いたいとの事で持ち込まれた。
お客様の方でMicrosoftのWindowsUpdateサポートと何十回とやり取りして修復を試みたらしいが結局NGだったらしい。

ファイル 35-1.jpg

この症状は色々なパターンがあり、大体がウィルス感染時とOS修復インストール後に発生する。
この場合ウィルス駆除やWindowsUpdateAgent3.0の強制再インストールで直るケースが多いが、も~っと根の深いものもある。
まさに今回がそれでした。(;´∀`)

<Windows Update Agent 3.0 の再インストール>
http://support.microsoft.com/kb/946928/ja

細かく書くと長文になるので、リンクで誤魔化しますが(すみません)BITSサービスに関する修復がメインになるトラブルだった。

http://support.microsoft.com/kb/910337/ja

ただ、これだけでやってもNG状態でBITS関連のレジストリ情報でPATHを変更して、やっと正常にWindowsUpdateが出来るようになりエラーがで無くなった。

と思ったら、最後のトドメ。WindowsUpdateの設定画面がグレーアウト。

ファイル 35-2.jpg

コレもレジストリキーを変更して解決。久々に疲れる修理作業でした。

<覚書> 下記情報も有用です。
http://support.microsoft.com/kb/956701/ja
http://support.microsoft.com/kb/875558/ja
http://support.microsoft.com/kb/971058/ja
http://support.microsoft.com/kb/910339/
http://support.microsoft.com/kb/902093/

などなど・・。イロイロあるでよ~(古っ)

FMV MG50L CPU換装・DCコネクタ修理

当初、PC本体側のDCコネクタが破損し接触不良で修理ということで持ち込まれたのだが、動作が遅いのが不満で改造も同時にして欲しいということでアップグレード作業をした案件。

ファイル 39-1.jpg

本体側のDC入力コネクタだが、このシリーズはVGA外部端子や無線スイッチ/LEDなどと共にM/Bとは別の基板で構成されている。

ファイル 39-2.jpg

基板交換で済むかと思いきや、LEDの配列等微妙にシリーズ内でも違うらしく、結局コネクタだけ交換/半田付けの作業になった。

アップグレードに関しては、まずCPU換装。
CeleronM→PentiumMシリーズへ変更する・・コレは譲れないでしょう。
チップセットはインテル852GMでFSBは400MHzしか対応していない。上位機種で採用されている915GMや後発852GVは533MHz対応なのに・・残念。
したがってPentiumM/700シリーズなら動作するはずだが、入手のしやすさと予算との兼ね合いもあり735(FSB400MHz/1.7GHz動作)へ換装。BIOSでも問題なく認識された。

http://ark.intel.com/products/27588/Intel-Pentium-M-Processor-735-(2M-Cache-1_70A-GHz-400-MHz-FSB)

その他にもメモリ増設に加えてHDDを80G→320GのWD3200BEVEに変更。
環境を移行してHDDを換装した。本当はSSDにしたかったが・・
アップグレード後はXPの体感スピードもかなり上がり、ストレスなく使えるようになった。

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