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記事一覧

Aspire S3-951 液晶画面が真っ白

今流行?のUltrabookというIntelが勝手に決めたカテゴリーに属するノートPC。
Acer Aspire S3-951-F54D/F の前バージョンでCorei5を搭載したWin7モデル。

画面が最初はチカチカ点滅・・からどんどん酷くなり、液晶画面が一定の開いた角度でしか表示されなくなり、ついには常時「真っ白」状態と言う症状。

ファイル 138-1.jpg

HDMI出力ではBIOSから正常に表示されるので、パネル自体のコントロール基板の不具合またはLVDSケーブルの断線だろうと思われる。
段階的に症状が悪化したのを考えると、LVDSケーブルの不具合が濃厚だろう。

Ultrabookは分解したことが無かったが、液晶パネル部分を含め意外と簡単にすべてバラバラにできる。

ファイル 138-2.jpg ファイル 138-3.jpg

予想通りLVDSケーブルはフラットなフレキシブルケーブルで、LEDパネルと言う事もあり幅が1cm程度しかない。この中に40本の信号線が入っている。

ファイル 138-4.jpg ファイル 138-5.jpg

こりゃー厳しいですね・・。パーツは単体では流通していないし・・。
結果、メーカー修理をご案内させて頂いた。誠に申し訳ないです。

SSDに交換済みの為、保証は適用されない・との事だったが、メーカー修理の価格表を見ると、普通に比べて結構安いでのはないか?
有償修理でもパネル交換で22,000~33,000円と言う事らしい。

Ultrabookは小型かつ薄いだけに、こういうパーツに負担が掛かるのは当然なのだろう。

まして最近の物は液晶が180度回転したり、360度近く反対に折り畳めるUltrabookもあるので、予想外な不具合が早期に起こり得るリスクを覚悟して購入して欲しい。

個人的にはキーボードが非接触型のSurface系モデルの方がトラブルが少なく思える。

Gigabyte GA-X79-UP4 BIOSフリーズ

超高級仕様な Gigabyte GA-X79-UP4 自作システム。
CPUはi7-3970X でメモリは Colsair製 8G×4=32GB の4チャンネル仕様。
このアクリル製のベンチ台・・?は サイズの製品でした。


まあ、それはともかくBIOSがフリーズするので検証して欲しいと言う案件。

ファイル 137-1.jpg ファイル 137-2.jpg

ビデオカードは Elsa の Quadro600 が、とりあえずX8スロットに付いていた。

確かに起動はするが、UEFI/BIOSの設定画面に入れない・・
キーを受け付けずにフリーズした状態になる。マザボの初期不良か?

結論から言うと、UEFI対応BIOS(Rev.F2) とQuadroの相性だったようだ・・滝汗

試しに検証用のGeForce520と差し替えたところ普通に起動できたので、そのままBIOSリビジョンをF2→F3pに上げてみると、差し替えても問題は起きなかった。

ファイル 137-3.jpg ファイル 137-4.jpg

マザーボードの初期不良ではなくて一安心。

UEFI対応BIOSとLegacy BIOSの切り替えが出来れば大丈夫だったのかもしれない。
(多分このボードは出来なかったと思うが・違ってたらすみません!)

最初は「UEFI対応」のビデオカードなんて有るのか?とも思ったが、そうでは無く、違った意味でWindows8のFast Boot対応のビデオカードが UEFI Video BIOS なるモノを搭載していて「UEFI対応」と呼ぶらしい・・。

http://kuroutoshikou.com/modules/display/?iid=1735

最近の話だが知らなかった・・汗

Dynabook TX/65 TX/66 TX/67 TX/68 プロードライザー交換

たて続けにプロードライザー交換の記事を一気に書いてしまおう。
さて、デカップリング用に不具合を起こしているプロードライザーを交換するしか方法が無い機種(下の画像のケース)の場合は、基本、一度は交換してみる。

ファイル 136-4.jpg

つい先日、大阪のお客様からのご依頼で行った作業分だが、不具合を起こしているのはDynabook TX/65Fで、ACアダプターを繋いだ瞬間に電源が落ちる症状。

標準で実装されているのは0E907(900μF)だったが、今回も1200μFの0E128をクリームはんだを使いリフロー作業で交換。

ファイル 136-1.jpg

(基板に乗せただけ!みたいだが、ちゃんと半田付けされています。)
どう見てもチップのプリントが怪しげ。如何にも某国製らしく見える。
これも、事前に容量のチェックをしたのにNGだった。ドクロ
結局、再度取り外し!今まで何回外したか・・

ファイル 136-2.jpg

ところで、外したランドパターンをよく見ると積セラが片側7個実装できるパターンが見えます。Toshibaも最初はそのつもり?(余談ですが)
100μFを14個で1,400μFでも良いとは思うが・・イライラしそう。

それはさておき、最近の修理方法はこんな感じ。

ファイル 136-3.jpg ファイル 136-5.jpg

Murata製の高分子アルミ電解コンデンサーを4個田型に並べる方法です。
ちょっと高級なチップですが・・。

結構「遊んでる感」があるが、まあ楽しんで仕事しないと!

Dynabook AX/53 プロードライザー交換

ネット上で余りにも有名な不具合、CPU電源回路のデカップリング用デバイスNEC/Tokin製Proadlizer 0E907/0E128が熱で劣化してOSがフリーズ、またはACアダプターを付けると電源が落ちてしてしまうという症状。

ファイル 135-1.jpg

今回はDynabook AX/53CKで頻繁にフリーズする症状。で、プロードライザーを交換・・
しようと思ったが、「このボード」に関してはプロードライザーはそのまま交換しないで、意外とお手軽な方法でフリーズ症状を解決できる事がわかった。

何故に交換しないのか・・というと、日本国内で容易に手に入る?この「某国製チップ」は品質のバラつきが大きく、新品交換してもまともに動かないケースが多い(個人的にです)・・なので、私はなるべくプロードライザーを使わず修理する事にしている。

ファイル 135-2.jpg

上の画像はVCC_COREのプロードライザー(C98)実装部分の回路図だが、C598/C613はオープンで実装されておらず、基板上空きパターンになっている。

ここに適当な低ESR・導電性高分子ポリマー電解コンデンサーをパラってあげればOK。
積セラだとチップ当たり100μFが限界なので容量的に少ないだろう・・。
この方法は、劣化したプロードライザーのキャパシタンスを補う目的の作業になる。

ファイル 135-3.jpg

上記画像の赤丸部分2か所。(まだ掃除前で汚いです・・)
修理方法の手の内を見せた的な記事ですが、時期的にもうOKでしょう!
「そんなの知ってるよ!」って方もいらっしゃると思うし・・。

ご自分で作業する方は自己責任で参考にしてくださいね。_(._.)_
ただし、問題のあるDynabookすべての機種で可能な方法ではありませんので。。。♪

Gateway GT5094j 電源ユニット修理

Powerボタンを押しても反応なし・・と言う状態。明らかに電源ユニットの不具合症状だ。
電源ユニットはDELTA製400WのDPS-400RBAと言うモデル。
12Vラインはデュアルで各16A。コンバインで30Aと言う事らしい。

ファイル 134-1.jpg ファイル 134-2.jpg

分解してみると16V/3300μFが膨張している。
合計3本の16Vコンデンサーを交換後、無事起動した。

ファイル 134-3.jpg

M/BはECSのOEM。MCP61PM-AMと言うモデル。CPUはAthlon64 X2+5200で、ビデオはNVIDIA 7600GSが付いていた。
12V/16Aが2系統で足りないと言う感じはしないが、年式的に仕方のないところか・・