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BUFFALO WS-WV2.0TL/R1 使用感 その2

前回の続き。基本的に小型のパソコンなので先にハード/デバイス構成を見てみよう。

ファイル 112-1.gif

この機種はUSB3.0インターフェイスを搭載しているが、NM10は未対応なのでRenesas製チップ経由でPCI-E接続する事になる。
バックアップディスクとしてUSB3.0接続のHDDを繋ぎたいところだが、バスパワーで動作するものはBIOSから認識しないことがあった。(実験済みです)
好き嫌いはあるがメーカー側で動作確認のとれたものを使用したほうが確実だろう。

LANインターフェイスはMarvell 88E8059が2系統。
ユーティリティはインストールされていないがインストールすればチーミングができるので、バンド幅を広げて使うか冗長化することも可能。
今回はGigabit環境のネットワークではないのでデフォルトのまま使用した。
チーミングの設定をして冗長性を高めても良かったが・・忘れてしまったのです。蒼ざめ

ところで、不思議に思ったのがNM10のAHCIドライバー。
一般的にNM10はHDDの動作をAHCIモードで使用する時にICH7Rのドライバーを使うと思うが、この機種はICH9R用のドライバーが使われている。

うーん。まあ、7Rのドライバーも無理やりインストールすることになるので、出来ないこともないか・・きっとメーカー側で、検証した結果なんだと思う。
デフォルトではRST(Matrix Storage Manager)はインストールされていない。

BIOSはカスタマイズされたAMI製BIOS。設定項目はそれほど多くはない。

ファイル 112-2.jpg

この機種は単独ではスケジュール起動/終了が出来ないが、UPS側のスケジュールソフトでON/OFFを連動させることが出来る。
今回使用したUPSは動作確認のとれているOMRON/BY35Sで、ユーティリティは同梱のPowerAct Proを使った。

ファイル 112-3.gif

画像のようにかなり細かくスケジュール設定ができるので不自由はないと思う。
夏休みや新年などの長期休暇のスケジュールも設定ができる。
ただ、USBの信号でTeraStationを起動させるにはBIOSのACPI設定の変更が必要。

ファイル 112-4.jpg

画像のようにITE8721のS5ステータスからの起動をEnabledにすれば、UPS側からの起動信号で電源が入る。(デフォルトはOFFになっているはずです)

その他にも、OS起動時にセカンダリーHDD側からの起動の選択画面が出るが、この画面表示を無くすか時間を短くすれば起動時間が短縮できる。
デフォルトは30秒間なので3~5秒程度にすれば、その分だけ起動時間は掛からなくなる。

ファイル 112-5.jpg

以上、駆け足で感想などを書かせて頂いたが、肝心のファイルサーバーとしての設定はとても簡単。基本、Windows7なのでファイル共有の設定が出来る方なら問題はないだろう。

Workstationモデルは50クライアントまでライセンスが付いているので、小規模の会社ならば十分対応できると思うし、システム専属の社員がいない会社でもWindowsに少し詳しい方がいれば問題なく運用できる機種だと思う。

価格は別として、法人さんが一般的なLinuxベースのNASを使うよりも安心して使えるのではないだろうか?
ファイルシステムは当然NTFSなので、仮にHDDが不具合を起こしても、一般的NASのXFSやFREENASのZFSファイルシステムよりはデータ復旧コストは安く済むはず。

反論があるとは思うが、「機械モノ」はいつかは必ず壊れるものなので、壊れた時に復旧しやすいものを選択する方が、結果的にコスト/リスク共に小さくなると思う。

BUFFALO WS-WV2.0TL/R1 使用感 その1

NAS専用のWindows Storage Server 2008 R2 Workgroup Editionがインストールされた法人向けTeraStation WS-WV2.0TL/R1+OMRON UPS BY35Sを納品したので使用感を少しレポート。(この機種の情報が少ないので参考になれば・・)

ファイル 111-1.jpg

今回の2TBモデルで搭載されているHDDは前回の記事で書いたSeagate ST1000DM003が2台。メーカー側によると、厳選した個体を選別して組み込んでいると言う事らしい。

アレイ構成はRAID0がデフォルト。NM10はハードウェアRAIDをサポートしないので、Windows側でのダイナミックディスク/ソフトウェアRAIDになる。

ファイル 111-2.jpg ファイル 111-3.gif

CPUはIntel Atom2コア2HT/D510でチップセットはNM10、メモリーは2GBのDDR2-800/SO-DIMMが1枚の構成。

写真の様にCPU/NM10は共通の大きめのヒートシンクが取り付けられ、ファンレス構造。92mmの後部排気ファンのエアフローだけでシステム全体を冷却している。

この排気ファンは2ボールベアリングでしっかりした作りだが、少し音が大きい。システム起動中の回転数は、おおよそ1800rpm~2000rpmでオフィスならともかく、一般家庭での使用は耳障りなレベルだと思う。

ST1000DM003はもともと発熱量が少ないHDDなので、さほど気にするレベルではないが、筺体設計はメーカーが言うほど全体のエアフローが良いという設計レベルではない。

特にCPU/PCHの冷却に関して、負荷の掛かっていない状態でも50度超、M/B上のセンサーでは60度超になるので、連続稼働を考えればパーツ類のレイアウトを工夫して欲しい。

ファイル 111-4.gif

本体に接続するキーボード/マウスはUSB接続。ディスプレイはアナログD-SUB端子がフロントパネルを開けた状態でしか接続できないように鍵付きフロント扉の内側にある。
まあ。この扉もプラスティック製で安っぽい。鍵が掛かっていても力を入れて引っ張れば開いてしまいそうだ・・。ドクロ

初期設定だけは直接ディスプレイ類を本体接続して行ったほうが楽だろう。
通常は、NAS Navigator2のリモートデスクトップ接続で他のPCからメンテナンス等を行うようになる。ローカルだけでなくWAN側からも接続したい場合はTeamViewer HOSTやreal VNCを使っても全く問題はない。

ファイル 111-5.jpg

長くなりそうなので、次回はスケジュール起動のためのBIOSの設定方法などについて書いてみたいと思う。続く・・!

ST1000DM003 ファームウエア更新

1TB/1枚プラッタ採用のSeagate製アドバンスドフォーマット(4Kセクター)ドライブST1000DM003-9YN162
SeagateのHDDは過去に7200.11シリーズで致命的なファームバグがありBIOSから急に認識できなくなったり、極端にパフォーマンスが落ちてしまう等の不具合が起きた過去があったので、あまり良いイメージがない方も多いのでは・・。

今回は不具合の話ではなくファームの更新でパフォーマンスが上がるという嬉しいお話。

ファイル 110-1.jpg

このドライブもファームのバージョンによっては、多少の不具合があったようだが、写真のドライブの古いファームCC4Bから現行のファームCC4Hへ更新すると、パフォーマンスが上がる。(CC4B自体は特に問題のあるバージョンでは無いようです)

ファイル 110-2.gif

個人的にシステムドライブはHDDの場合、「1プラッタ/2ヘッドのHDD以外は使わない」という頑固なポリシーがあるので、最近では自作PCの注文があった時には、このHDD以外は使わない。(指定が無い時の話です。)

HGSTでも同スペックモデルがあるが、最近のHGST製ドライブは何となく質が落ちているような気がして使う気になれない。
WDでは後発のWD Blue/WD10EZEXがSeagateと同スペックに当たるが・・機会があればそのうち使ってみようか・・。…

ファーム更新後のベンチ的にはこんな感じ。

ファイル 110-3.jpg ファイル 110-4.jpg

計測値を見ると「なーんだ」って感じもするが、システムドライブとして半年近く使い込んだ状態でも180MB/S以上ベンチで出ているというところがポイント。
旧ファームでのベンチは160MB/S程度だったと思う。(環境はWin7+Z77+i5/3450)
HDDがカラの状態ならば、200MB/S以上楽勝で出るのではないだろうか。

SSDとは比べられないが、十分にストレスのない動作ををするので、個人的にはお勧め。
正常に動作していると、普段はHDDのファームまであまり気にしないが、たまに気にしてみると嬉しいこともあるのです。ハートブレイク
同モデルをお使いの方はチェックしてみて下さい。

LS-WV2.0TL/R1 HDDをWD REDへ交換

「よくクラッシュする」と評判が良いとは言い難いBUFFALO製NAS / LinkStationのモデル LS-WV2.0TL/R1
そして、これまたよく起こる不具合。ファームがEMモード(復旧モード)になり、起動せずファームアップデートもエラーになりどうしようもないという案件。

いつも不思議に思うが、何故デフォルトのRAIDアレイがRAID0モードなのか理解できない。2TBの容量を売りにしたいのか・・まあお得感があるからかもしれないが・・そのかわり説明書の至る所に「ハードディスクが破損した場合、データは復旧することはできません」と、誇らしげに書いてある。

今回のトラブルはプライマリー側のHDDがセクタークラッシュを起こしているのが原因だった。オリジナルはHGSTのHDS721010CLA332が組み込まれている。

セクター修復後に仮想環境で仮想RAID0を組み、とりあえずデータは無事吸い出せた。このオリジナルHGSTのドライブで再度ファーム書き換えをしてみるが、2度ほど失敗。最終段階で「LinkStationの応答がありません」と異常終了してしまう。

どうやら元々の使用環境が法人さんの為、固定IPでクラスBのNWアドレスを24ビットのサブネットで分割して使用している事がうまく通信ができない原因のようだ。

アップデートの環境をP2P(ピアツーピア)に変更し、端末側IPアドレスの第4オクテットを151に変更してアップデートをすると無事終了。(LinkStation側はDHCPサーバーが無い環境だと、強制的に固定IPでxxx.xxx.xxx.150に設定されるようだ。IPアドレスが決定できない時、リンクローカルアドレスでも169.254.xxx.150/16になっていたので。)

以上で復旧作業は終了だが、セクタークラッシュしたHDDを再利用するのはリスクが大きく、2台ともHDDを交換してRAID1モードに変更することになった。

そこで、前から興味のあったNAS向けに開発されたWD REDシリーズと交換してみた。
使ったのは1TBモデルのWD10EFRXが2台(2台共に交換)、作業自体は各HDDのクローンを作りRAIDモードを変更するだけである。
ただし構成変更後の構成チェック作業が軽く6時間以上(8時間ぐらいか?)は必要。

書き換えプログラムからファームイメージを取り出しTFTPDなどのサーバープログラムを使ってファームを書き込みHDDを交換する方法もあるので、お好きな方法でどうぞ。ハート

ファイル 109-1.jpg

WesternDigitalサイトの互換性リストにはBUFFALO製のNASは全く掲載されていないが、今回使用出来る事が確認できた。
REDシリーズはAFT採用のHDDなので使えるかどうか心配だったが、特に問題は無いようで、この後ファームを1.62へアップしたが、その時も問題は起こらなかった。

このWD RED、とても静かなHDDで快適です。一般的なSSDを起動ドライブとしたデスクトップPCのデータ用ディスクとして使っても良いかもしれない。
そうそう、このオリジナルで組み込まれているHGSTのHDDって酷くないですか?
異常に振動して動作音が大きいのはクラッシュした原因?個体差だろうか・・。ドクロ

NEC PC-GV247B SSDの撤去

NEC Directで現在も販売中の一体型モデル。PC-GV247BAAS
至れり尽せりの23インチ3Dモニターを採用した地デジPCだ。とにかくデカイ。

Cドライブは62GBの東芝製SSD/THNSNB062GMCJを使い、Dドライブはデータ用に2TBのHGST製HDDが搭載されている。

ただ、如何せんWindows7に62GBが狭すぎるのは、もはや一般常識。
メーカー製PCなのでソフト類も多く入っていて、すぐに空き容量が数GBになってしまう。

そこで、2TBのDドライブを2パーティションに分け、SSDを取っ払ってしまおうと言う案件。Cドライブが手狭だと、安心してPCを触っていられないらしい。だよね~。

とりあえずバラしてみると、一体型にしてはバラしやすい。あっという間にM/Bまでアクセスできる。

ファイル 108-1.jpg

このSSDはmSATAのカードタイプなのだが、ソケットが見当たらない??あれ?・・
と、探してみるとBCASカードスロットの下に2段になって隠れていた。ドクロ

ファイル 108-2.jpg

まず試しに、SSD(Cドライブ)のイメージを作りHDDに展開して起動してみたが、0x7Bのブルースクリーンで起動しない。汗
AHCIモードに変更した時に出るエラーだが・・オリジナルは?BIOSの設定を見てもサイトで調べても情報がなかった。

この機種は、かなり情報が少ないのでイメージを展開するのを諦め、2TBを半分ずつC/Dドライブに割り振ってリカバリーディスクからWindows7を新規インストールをする。
当然SSDは外してしまう。

SSDをキャッシュなどに使えば話は別だが、一般的にもう一つ62GBのドライブがあってもあまり意味が無いだろう。
使いたければリカバリー後に戻せば使える・・かも。(不明です。)
リカバリーディスクからはエラーも問題も無く、初期化する事が出来た。

起動してみると起動や終了の速さは、SSDとたいして変わらない気がする。
(この機種に限ってですよ。)
mSATAの120GB以上のタイプは現在市販されているようだが、とりあえずストレスを感じている方はこの方法でSSDを撤去した方が、個人的にスッキリして良いと思うが・・

簡単な作業なので、同じ悩みを抱えている方は是非やってみて下さい。♪