AMDプラットフォームのnForce500チップセットを搭載したAsus製M/Bを使った自作PC。起動しないと言う事でお預かりした。CPUはAthlon64 X2 4200+でOSはXP。ビデオカードは往年の最上位GPUであるGeForce7900GTXのボードが取り付けられていた。
結果的にはメモリエラーが原因だったが、OSの出すエラー/フリーズをだましだまし無理やり使っていた為にHDD(WD1600YJ)もかなりダメージを受け、セクタクラッシュが多発している状態だった。
HDDのセクタクラッシュはメモリエラーによるものだったので、SMART他、機械的には全く問題はない状態でセクタ修復後は問題なく使える状態。
ただ、不安要素の一因なので起動ドライブは新HDDへ交換し環境を移行した。
nForceチップセットはかなりメモリチップとの相性が厳しい為メモリモジュール選びには注意が必要。特に個体差かもしれないがこのM/Bはメモリスロットが「きつい」様で、かなり力を入れて押し込まないとメモリモジュールがしっかりと装着されない。
今回の不具合はメモリを増設するときに注意を怠ってしまったのが原因の様だ。
ここで気が付いたことを一つ・・。
大体のM/Bはハードウエアエラーが発生した時に障害箇所別で違うパターンのビープ音を鳴らすが、よくビデオカードの障害エラー音とメモリ障害のエラーの音を間違えてしまうケースがある。
例えばAward製BIOSの時は「ピー・ピ・ピ」という「長+短×2」パターンのビープ音が鳴った場合、一般的にはビデオカードのハードウェアエラーを表しているが、メモリ障害のエラーでもこのパターン音を鳴らす事があるので覚えておくと良いかもしれません。